JPEG特許問題から学べることは、前回も書いた通り、無料で配布し非常に多くに広まり、デフェクトスタンダードとなったところで有料化する手法と、特許というシステムについてだと思う。特許にについては別の機会に考察するとして、手法について考えてみよう。
この手法は非常にすばらしい方法だと思う。しかし見方によっては詐欺のような印象もある。確かに世の中には同じような販売手法が存在するが、記憶に新しいGIF圧縮展開アルゴリズムのライセンス料を始め、世界中をターゲットにした騙しのテクニックには尊敬はする。しかし残念な気持ちも大きい。
残されたのはPNG形式しか無いのだろうか?
JPEG: 画像ファイル形式の一つ。圧縮して小さなファイルサイズになる為、インターネットで多く広まった。不可逆圧縮。写真などのデータに向いている。
GIF: 画像ファイル形式の一つ。圧縮して小さなファイルサイズになる為、インターネットで多く広まった。可逆圧縮。256色まで使用可能。下のアイコンなどに使っています。
PNG: 画像ファイル形式の一つ。可逆圧縮。まだあまり使用されていない。しかし今回の特許やライセンスの問題で、これから広まっていくと思われる。
デフェクトスタンダード: その分野で最も多く使われ基本となった物事。ブラウザのデフェクトスタンダードはインターネットエクスプローラー。